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History:(このテキストは2003年3月当時のものです)
2003年。俺ことハンガイとヤマカワは、宇宙刑事バクオンというバンドをやっている。生粋のロックンロールバンドである。
オリジナルなので、もちろん音楽マニアのこの二人も曲作りをする。
しかし、しかしである。いつしかだんだん宇宙刑事バクオンのイメージにそぐわない曲が出来るようになってきていた。
音楽マニアの作る曲は、当然のごとくマニアックかもしれず、「こんなの作ったんですが」と持って行ってみてもあまり良い反応を 得られない、というより使えないだろうなあと分かってても出すんだけど、でもやっぱり作ってしまった曲はなんかこう、愛情っつうか、なんつうか、 自分の子供みたいなもんなんで、形にしたい。そんな欲望が常に頭を離れず・・・。
で、色々考えた。ない脳みそをフル回転。
出した結論がこのバンドだ。「やっちまえばいいじゃん。」
一人でMTRで録音するだけでは、やっぱ面白くないし、三人寄れば文殊の知恵ともいう。
自分だけで考えるより良いものをつくろうと思ったら最低3人は必要だ。
と言うことで、このバンドは3ピース。最大公約数。
でも出す音は最小公倍数。そういう感じでいきたい。

うるさい音楽が好きだ。同時に、クラシックやジャズにも興味がある。同レベルで。女の人が歌うポップスもやたら大好きだし、男が歌うポップスも良い。 もう、タワーレコード1店舗まるまる買いたいくらい音楽が好きなのである。
だから、どんなに素晴らしいバンドをやってても、かならず「もっとこうしたい」とかいう、俺の中ではカッコいいと思ってるけど バンドのイメージにはそぐわないことをやってみたくなる、という気持ちがあった。
でも、どんなに音を思い描いても、自分のテクニックには限界もあれば、楽器が出せる音はA〜G#までの音だけ。それに1.2.3.4 のリズムを組み合わせるだけ。その中で人間が聞いて心地良い音なんてしれている。音楽なんて全部同じだけど、全部違う。1曲1曲だって違うし、 その日によっても違う。だから、パターンは数パターンしかないようで、実は無限にある。だから難しいイ。だから追求したくなるんだな。。 まあそんな感じで、宇宙刑事バクオンでは表現しきれなかったわがままな音楽世界を表現する場を作ろうと、このバンドを作ったわけだ。

バンドのコンセプトとか方向性とかそういうものは存在しない。
「何でもあり」なんて言ってる奴らに限ってありがちなことしかしてない。なんかそういうのはかっこ悪いと思う。
だからって訳じゃないけどこのバンドは何がやりたくて何をやるのか、言いだしっぺの俺ですらよく分からない。
ただ自分が作った曲をやるだけ。
とはいえ、ジャンル付けっていうか、カテゴライズっていうか、そういうものがないとライブのブッキングとかホームページ作ったりが ちょっと難しい。日本人は本当に型にはめるのが好きだなあ。
と言うことで、「ジャンク」っていうキーワードを選んだ。ジャンクなポップでも良いし、ジャンクなロックでも良いし、 ジャンクなノイズでも良いし、ジャンクなぐラインドコアでも、パンクでも、ジャズでもクラシックでもレゲエでもファンクでも良い。
でも、「ジャンク」というただひとつであるだろう制約にも縛られない。どんなバンドに なるか、誰にも分からない。ただ、やるだけ。はっきり言って、やってる俺らが面白ければそれで良い。